⑩介護脱毛って？

院長土川大介

介護脱毛の主な部位

介護脱毛で主に脱毛される部位はVIO（デリケートゾーン）です。

介護脱毛のメリット

• 1.清潔さの維持
  介護時に排泄ケアがしやすくなり、ムダ毛が少ないことで清潔を保ちやすくなります。特に、デリケートゾーンのムダ毛が少ないと、尿や便が毛に絡まることがなく、感染リスクを低減できます。
• ２.介護者の負担軽減
  介護者がケアを行う際、ムダ毛が少ないことで作業がスムーズになり、負担が軽減されます。毛がないことで清拭や処置がしやすくなり、介護の質が向上します。
• 3.肌トラブルの予防
  高齢になると皮膚が薄くなり、乾燥しやすくなります。ムダ毛がなくなることで、肌の清潔を保ちやすくなり、皮膚炎やかゆみなどのトラブルを予防できます。
• 4.心理的安心感
  介護される側にとっても、ムダ毛がないことで心理的に安心感を得られます。特に、デリケートゾーンに関しては、他人にケアされることに抵抗感がある場合、あらかじめ脱毛しておくことで、そのストレスを軽減できます。

介護脱毛を行うタイミング

介護脱毛は、若い頃から始める人もいれば、40代～50代から考え始める人もいます。脱毛は数回の施術が必要なため、早めに始めることが推奨されます。加齢に伴い、肌がデリケートになるため、若いうちに脱毛を済ませておく方が、肌への負担を最小限に抑えられます。

注意点

実際に高齢となってVIO脱毛を考えると、すでに毛の大部分が白髪になっていることがあります。医療脱毛で使用されるレーザーはメラニン色素（黒い部分）に反応しますので年齢が進み過ぎてからの脱毛には適さないケースがあります。少し早めの脱毛を心がけましょう。