⑦出力が高いほど抜けるの?
医療脱毛において、レーザーの出力が高いほど毛根へのダメージが大きくなるため、効果的に毛が抜ける可能性が高くなります。しかし、出力が高いほど良いというわけではなく、いくつかの注意点があります。
出力と効果の関係
- 高出力の効果:
レーザーの高出力は、毛根のメラニンに強いエネルギーを与え、毛根を破壊する効果が高まります。そのため、高出力の方が短期間で脱毛効果を得やすいです。 - 低出力の効果:
低出力では毛根へのダメージが不十分な場合があり、毛が抜けにくい、または脱毛効果が低くなる可能性があります。
高出力のリスク
高出力には効果が高い反面、以下のようなリスクも伴います。
- 痛みの増加:
出力が高いと皮膚への刺激が強くなり、痛みが増すことがあります。痛みに敏感な人や、施術部位によっては耐え難いこともあります。 - 肌トラブルのリスク:
高出力のレーザーは、色素沈着、火傷、赤み、腫れなどの肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。特に肌がデリケートな人や、日焼けしている肌では注意が必要です。 - 硬毛化のリスク:
逆に、出力が適切でない場合、前述の硬毛化が発生するリスクがあります。高出力でも、過剰に設定すると毛根が完全に破壊されず、逆効果になることもあります。
適切な出力の重要性
効果的かつ安全な脱毛を行うためには、個々の肌質、毛質、部位に応じて適切な出力を選ぶことが重要です。経験豊富な医師や施術者が、患者の肌状態を確認しながら、適切な出力を設定することで、リスクを最小限に抑えながら最適な効果を得ることができます。
結論
高出力は効果を高める可能性がある一方で、リスクも伴うため、無闇に高出力を求めるのは推奨されません。安全範囲内とされる設定がありますので、当院ではそこを遵守しつつ、その中での高出力を追求しています。