「出来ることなら手術を受けたくない・・・」
「手術をしないでこの痛みは何とかできないだろうか？」

当院では、この声にお答えするために徹底した保存療法を心がけています。
「保存療法」というと聞きなれない言葉ですが、簡単に言えば、手術以外の治療方法ということになります。骨折であればギプス療法、慢性疾患であれば注射療法・物理療法・リハビリ・装具療法をさします。

例えば、変形性膝関節症（膝の軟骨のすり減りで痛みを出す病気です）であれば、もちろん最終治療としては、「人工膝関節置換術（TKA）」がありますが、なんとか現状維持が出来れば手術を回避できるケースもあります。薬物治療に加え、減量指導、リハビリ、物理療法、注射療法や装具療法も適応があります。
まずは徹底した保存療法を行っていきたいと考えています。
手術することなく、生活に支障をきたすことなく、変わらず生活できる。
これが当院のめざす「最適な保存療法」です。

私自身は、今まで手術をメインに総合病院で研鑽を積んでまいりました。
したがって、どのような状況で手術療法を選択すれば良い結果が得られるかについては、熟知しているつもりです。保存療法にこだわりすぎるあまり、手術療法の適切な時期を逸することのないように、それでも、そのなかで、患者さんご本人と相談して、なるべく希望に沿った形の治療をしていきたい、そう考えています。

ご自分の希望をお伝えください。
お手伝いできることがきっとあると思います。