⑤副反応について知ろう
肌荒れ、赤み
脱毛後の肌荒れ・赤み(炎症)は、多くの人に見られる症状です。ほとんどの場合はすぐに治まります。ご安心ください。
肌荒れ・赤み(炎症)の原因
脱毛後の肌荒れ・赤み(炎症)の原因は、医療レーザーによる肌へのダメージです。脱毛はレーザー照射により、毛の生える組織を破壊します。その際に発生するレーザーの熱が肌細胞にダメージを与えることで炎症を起こします。
また、ヒリヒリ感を感じたり、むくみ(炎症性浮腫)が現れる可能性がありますが、ほとんどの方が現れる症状であり、数時間後~翌日には治まる一時的な副作用ですのでご安心ください。
症状が出やすい部位
もともと毛が濃く太いヒゲ・ワキ・ビキニラインは症状が起こりやすい部位です。毛が濃く太い部位はレーザー照射の反応が強く出やすく、それにより熱量が多く発生するためです。
また、色の白い部位(太ももなど)は視覚的にわかりやすいため、反応が強く出ているように感じる場合があります。
やけど
当院は、やけどのリスクを照射技術によって出来る限り防ぎます。万が一発生してしまった場合の保証を徹底していますのでご安心ください。
やけどが起こりうる原因
レーザー脱毛でやけどが起こりうる原因は、照射出力が強すぎることです。やけどを起こさないためには、レーザーを弱い照射出力にすることで回避することができます。しかし、レーザーの強度は効果に比例するため弱すぎる照射出力では効果的な脱毛を行うことができません。レーザーの強度は肌や体毛に合わせて設定を行いますが、その見極めを誤った場合にやけどを起こす可能性があります。
やけどを起こさないために
やけどの原因である、照射出力の強度を最適に設定することでリスクを回避します。
また、日焼けをしている肌は皮膚が乾燥しており、レーザーの反応が強く出るため、やけどのリスクが高まります。脱毛期間中は日焼け対策を行なってください。
毛嚢炎とは
毛穴が弱っているために起こる炎症です。
毛嚢炎とは、白いニキビ状のできものが出現したり、虫刺され後のような赤いブツブツ(丘疹)ができる症状です。
痛みはありませんが、かゆみを伴う場合があり、症状の悪化が進行するとしこりや圧痛、発熱症状が起きる可能性があります。
毛嚢炎の原因
脱毛後に毛嚢炎が発症する原因の一つは、レーザー照射によって皮膚のバリア機能が低下することです。通常、皮膚には外から侵入する菌を排除するバリア機能が備わっています。しかし、レーザー照射で発生する熱により、バリア機能が低下、毛穴に菌が侵入し炎症を起こすことで毛嚢炎が発症してしまいます。
症状が出やすい部位
もともと毛が濃く太いヒゲ・ワキ・ビキニラインは症状が起こりやすい部位です。毛が濃く太い部位はレーザー照射の反応が強く出やすく、それにより熱量が多く発生するためです。
また髭剃りによって皮膚が傷ついてしまったり、部分的に乾燥が進行し、保湿が至らず雑菌が侵入しやすい状態になることがあります。
毛嚢炎を予防する方法
毛嚢炎は、体質や環境により起こりうるリスクですが、できる限り発症を抑えるよう予防を行なってください。
- 照射後は清潔に保ち保湿ケアをする
- 脱毛直後は剃毛を避ける
- 髭剃りは電動シェーバーを使用する
- 刺激が強いスクラブ剤等の使用を控える
特にヒゲに関しては、ヒゲ剃りでダメージを与えないよう、頬からアゴ下に向けて順剃りをして下さい。逆剃りは皮膚を傷つけやすいので発症リスクが高まります。
増毛・硬毛化とは
増毛・硬毛化とは、レーザー照射を受けた部位の産毛が逆に濃くなったり、太くなったりする症状のことです。
その原因には諸説ありますが、はっきりとした原因は未だ解明されておりません。また、増毛化・硬毛化は他のクリニックはもちろん、エステで行われている光脱毛でも起こりえるリスクです。
増毛・硬毛化原因
増毛・硬毛化の原因は未だ解明されていません。一般的な見解として挙げられるのが、医療レーザー脱毛を当てたことにより、本来細胞にダメージを与え破壊するはずが、逆に毛根周囲の細胞の活性を高めてしまう結果となり、起こるのではないかとされています。
症状が出やすい部位
もともと毛が細く、薄い部位での報告が挙げられており、お尻・背中・二の腕・肩付近などが症状が出やすい部位です。
しかし、原因がわかっていないため、その他の部位でも発生する可能性があります。
色素沈着 脱失
熱傷後に色素沈着や脱失が生じる事があります。自然回復する事が多いですが、回復には6ヶ月以上かかる事があります。